時計の磁気についての問題と課題と説明力
こんにちは!
今日は時計の磁気帯びについて私なりに述べさせていただきたく思います。
と言うのもやはり様々な修理内容にてご依頼いただいておりますが、
それと合わせてセットでほぼ全ての時計が磁気帯び状態の為「脱磁」という磁気を時計から抜く作業を行っております。
最近では時計お持ちの方でしたら耳なじみとも言えるほど聞きなれた言葉になっているのではないでしょうか?
そもそも磁気帯びの磁気ってなんだね?
磁気って簡単に言うと磁石だとお考えください。
磁石を砂場に埋めると、砂鉄と言われる鉄だけくっついてきたご経験ってございませんでした?
結構がっつり砂鉄が収穫できたイメージがあります。
そしてそのくっついてきた砂鉄にもじつは若干の磁力が移っております。
一旦鉄が磁石にくっつくと、受けた鉄も磁力を持ちます。
このくっつくことを磁場といいます。(めっちゃ簡単に言ってます)
電気と磁気の関係と時計への影響
磁気についてめちゃくちゃ簡単に説明しましたが、今度は電機と磁気そしてそれがアナログ時計にどういった影響を与えるのかをお話しさせていただきます。
電化製品。特に携帯電話が皆様の身近にありふれた多くこの電化製品全てに電磁場という電気と磁気2つの力が存在しております。
この電磁場によってどのようにあなたの時計に移りそして時計を狂わすのか・・
正解としては密着状態 またはかなり近い距離に置くことにより電磁場より影響を受けたアナログ時計の内部にあるステップモーターに影響が表れ時間が密着中は停止してしまう、そしてある程度の距離ができると動き出すといった現象が発生しております。
なので時計を確認したときにはその密着状態であった時間だけ時計が遅れてしまうということになります。
時刻を修正し対象となる電磁場 磁場から距離を置くことで時計は正常に時を刻みますがまた密着させてしまうことにより上記の現象がでてしまうことが繰り替えされます。
そして繰り返す磁気帯びによるSOSに関して当社でもツールを使い電化製品 電磁場を発生させる物 磁場を発生させる物(鞄のマグネット 磁石が使用されている家具等)
から時計を離して距離を置くということをアドバイスさせていただきます。
こんなところもにも磁界が存在してたのかって思うことも多々ございます。
特に再発される場合時計の保管場所や普段のご使用方法を今一度見直していただければと思います。
耐時時計の存在
じつは耐磁時計というある一定の磁気に対し対策した時計が存在しております。
・IWC インヂュニア
・ロレックス ミルガウス
・グランドセイコー耐磁モデル
・ヴァシュロン・コンスタンタン オーヴァーシーズ
等々もっといっぱい磁気に強い時計もモデルとして存在しております。
どれだけ強いかっていうと値にて公開してくれております。
x0000A/m(X00ガウス) と書いてあります。
が一般的にこのガウスって値は聞きなれないですわな・・・
ミルガウスですが「ミル」はフランス語で「1000」ってことで1000ガウスってことになります。
分かりやすく言うとピップエレキバン80 で800ガウスになります。
その事からわかるように耐磁性能を持った時計を持つことにより多少の磁気のストレスから解放されるなんてことも可能になります。
ただ私はやはりもっとカジュアルラインの時計も磁気に対して強化してほしいものです無防備な状態では少し時代遅れのような気がします。
これだけ電磁場に囲まれて生活しているのでもっともっと時計業界が頑張って磁気に強い時計の普及が必要かなって思います。
あ!ちなみにデジタル時計は影響ございませんので!
アナデジだとアナログ構造部分のみ影響でます・・・・
当社では磁気抜き550円(税込み)にて行っております。
詳しくは下記フォームよりお申込みください。
修理お問い合わせフォーム
http://testtn.php.xdomain.jp/afterservice/