時計修理 水入り 湿気について
皆様こんにちは!
アフターサービスのM男と申します。初めまして。
私たちは会社の部として時計の修理を行っております。
最近まで新型コロナウィルスで時短 在宅など本当に大変な時期でした。
6月に入りまだまだ経済は安定せず本当にこれからが非常に厳しい時期になっていくかと思います。
といってても前に進まないとダメですので進むしかないですよね。
当社もようやく6月から再スタートを切って頑張っていきます!
そしてこの時期時計修理ではある依頼内容が増加します。
初夏に向かい増加する修理依頼・・・・・
それは湿気入り・・・水没・・・くもり修理です。
この時期から水に多く増える期間となってくるとともに上のような内容のお修理品が非常に多くなります。
湿気入りに関しては・・・気温差にて一時的なくもりから・外装劣化または不具合により防水不良発生によるくもりなどが考えられます。
一時的なくもりに関しては各メーカーへ一度点検を出していただく事が安全ですが、
一般的には許容範囲として異常がない場合が多いです。
何故か・・・・それは時計のケース内部にも空気がございます。
そして防水機能によってはかなりの密閉空間として保たれております。
そしてその内部の空気と外気の温度差が大きい場合結露が発生してしまいます。
ただし正常なくもりの場合一瞬でくもりも取れます。
その場合は気温変化による一時的なくもりという判断となりますでしょうか?
その逆に一度曇ってしばらく取れない場合・・・すでに内部に湿気がある可能性が非常に高いです。その場合はすぐに修理会社 またはメーカーへご依頼していただくことをお勧めします。
水没に関して・・・・
これまた通常使用してたのにえ?ガラス内側に水滴が・・・これって欠陥品じゃない!
っていう事例が数多くございます。
確かに欠陥品の場合ケースの防水不良が発生しており内部へ水分が入りやすい場合もございますが、残念ながらそう言った不良での水没修理はまれでございます。
一番の大きな原因として発生しているのが残念ながらヒューマンエラーにて水没が多いです。
なぜ入ってしまうか・・・
- 長年使用によりケース劣化による防水不良が発生している
- 防水圧以上の水圧がかかり水没してしまう
- スクリューロックせず使用し非防水状態にて使用
- 手洗いなどで使用しピンポイントでリューズの隙間やクロノボタンの隙間に入り水没
上記が大体のヒューマンエラーにより原因となります。
ただし上記でも述べましたが、初期不良によるケース構造不備もございますので
全ての水没がヒューマンエラーではございません。
不運にも水没してしまった方がいらっしゃる場合一度メーカーへ防水機能に問題ないかご依頼してくださいね。
水入りから時計を守ることとしては、手洗いやお水に接する場合は外してあげてください。
防水機能が非常に高い時計で必ずお水作業前に各ロック機能を確認している方って実際どれだけいるかはわかりませんが私はしません(笑)
時計事態を外し水作業をします。
いちいち面倒ですがそれが一番いいかなって思います。
そして最後になりましたが当社はユーザー様からのお修理品を受付中でございます。
詳しくは以下URLからお申込みください。
なんと国産時計の電池交換は500円~です!
時計修理お申込みはこちらから
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